EURO2016 決勝 フランス 0-1 ポルトガル


スポーツナビ EURO2016 決勝 フランス 0-1 ポルトガル


本当に、フットボールは何が起こるか判らない。

自国開催のフランスが押し気味に試合はスタート。
前半17分にC・ロナウドがパイエのタックルを
左膝に受けて負傷する。

しばらくはプレイを続けていたが、前半25分にクアレスマと交代する。
大黒柱を失い、フランスの勝利は決まったかと思われたが、
ここからポルトガルが覚醒する。

自分たちで何とかするしかない。
ディフェンスは気持ち、とは良く言ったもので、
ポルトガルは一対一で負けない、相手よりも走るといった
基本的なことを忠実にこなしていく。
フランスの選手が気圧されているのが画面からも伝わって来た。

フランスとしては前半の内に点が取れていれば
ポルトガルの士気を挫くことが出来たろうが、スコアレスで
後半に向かう。

後半も膠着状態が続くが、フランスのデシャン監督は
存在感を示せなかった司令塔のパイエを下げて
“スピードキング”のコマンを投入する。

これで縦への突破を得たフランスはポルトガル守備陣を
押し込んで行く。
ポルトガルのフェルナンド・サントス監督はすぐに対応し、
テクニックのあるジョアン・モウチーニョを入れて
中盤を落ち着かせる。
この辺りは監督同士の戦術眼が光っていて見応えがあった。

両チームともサイドを起点に攻撃を仕掛けるが得点は奪えず。
両チームのゴールキーパーが好セーブを見せたり、
シュートがバーやポストに跳ね返されるツキの無さがあった。

そして延長後半4分、途中交代のフォワード、エデルが
単騎でドリブル突破し、ペナルティエリア外から目の覚めるような
シュートを決めて遂にポルトガルがリードする。

距離、スピード、コースともうここしかない、
多分サッカー人生で一度あるかないかと言えるシュートだった。

フランスの反撃も虚しく、ポルトガルがこの一点を守り切って初優勝を決めた。


グループリーグを3分けの3位で通過したポルトガル。
その戦いぶりを見ていて、内容は拙いのにどういうわけか
勝ち進む姿を不気味に感じていた。

国際大会においては、大会前から完成されたチームは
意外と勝ち進めないけど、グループリーグで苦しみを乗り越え
一皮むけたチームでないと優勝できないというのは
今まで色々な大会を見てきた経験から知っていたが、
それにしても、だ。

ポルトガルを勝利に導いたのは千両役者、C・ロナウドだったのだけど、
決勝では彼の離脱があったのに優勝したのだから
勝利の女神は実に気まぐれだ。

レアル・マドリーのC・ロナウドは傲慢で好きじゃないが、
代表での彼はキャプテンとして俺がチームをまとめるという
意志が感じられて好感が持てる。
ペペもチャンピオンズリーグで見せた大根役者ぶりが控えめで
普段からこうなら良いのに。


フットボールに限らず、スポーツの醍醐味って
人智の及ばない、理屈を超えた何かが起こることだよね。


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[ 2016/07/11 23:10 ] サッカー | TB(0) | CM(0)

UEFAチャンピオンズリーグ14/15 決勝 ユヴェントス1-3バルセロナ


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攻めるバルセロナに守るユベントス、という構図になるだろうと
予想されていたが、その通りだった。

前半4分にメッシのサイドチェンジからバルセロナが左サイドを崩し、
細かいパス回しからラキティッチが先制する。

その後もバルセロナがボールを支配し攻めるが
ユベントスがどうにか守り前半は終了する。

後半に入り高い位置でボールを奪ったユベントスは
テヴェスのシュートを弾かれたこぼれ球をモラタが押し込み同点に。

これで前がかりになったユベントスはバルセロナの
カウンター攻撃をくらい2失点。
3-1でバルセロナがリーグ、カップ、CLの三冠を達成した。

終わってみればバルセロナの当然の勝利だった。
明らかにチーム力の差がある。
キエッリーニがいれば3バックで対抗できたのかもしれないが、
やはりバルセロナが勝利していたように思う。

玄人にはこういう試合も見どころいっぱいなんだろうけど、
バルセロナが強すぎてやや興醒めだったな。

凄かったのはブッフォン。
3失点しているが、決定的なシュートを何本もセーブしていた。
ブッフォンがいなかったらもう試合にならなかっただろう。

グッと来たのは授賞式でのシャビとピルロ。
シャビはカタールに移籍が決定しており、ピルロもアメリカに
渡るのではと言われている。
その二人が試合後に互いの健闘を讃えている姿に胸を打たれる。


今大会のバルセロナは決勝トーナメントでマンチェスター・シティ、
パリ・サンジェルマン、バイエルン・ミュンヘン、ユベントスと
各国リーグ王者を倒しての優勝だそうで。
文句のつけようもない圧倒的な強さだった。


[ 2015/06/07 22:56 ] サッカー | TB(0) | CM(0)

2014W杯 決勝戦 ドイツ1-0exアルゼンチン

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南米開催のW杯で欧州の国が初めて優勝した。
ドイツはこれでW杯通算4度目の優勝となった。

前半立ち上がりは五分。シュート数ではアルゼンチンの方が多かったか。

前半21分、トニ・クロースのヘディングによるバックパスがオフサイドポジションにいた
イグアインへのプレゼントに。ノイアーと一対一になるが、外してしまう。

アルゼンチンは右サイドからのラベッシのクロスをイグアインが決めるがオフサイド。
ラベッシのドリブルが効果的だった。

ドイツはボール支配率で上回り、右サイドのミュラーとラームがチャンスを作るが
ゴールには至らず。

メッシが右サイドを突破しゴールに迫るがドイツが防ぐ。
前半終了間際にコーナーキックをヘベテスがヘディングするがポストに防がれる。
スコアレスで前半終了。お互いの持ち味が出て攻撃的だったので見どころいっぱいだった。

後半、アルゼンチンはラベッシに代えてアグエロを投入する。
これでメッシは右サイドに回る。

ドイツはメッシのいる自分たちの左サイドから攻撃する。
数多くのチャンスを作るが得点には至らず。
アルゼンチンはシュートを打たれる前の段階で潰していく。
スコアレスで延長戦に突入する。

延長戦はお互いに決定的な場面を作るが決められない。

延長後半8分、左サイドをシュルレがドリブルで突破し、クロスを上げる。
これをゲッツェが胸トラップからのダイレクトボレーを決めて先制する。
アルゼンチンはシュルレに引っ張られてゲッツェをフリーにしてしまった。

このまま試合終了、ドイツが優勝となった。


アルゼンチンにしてみれば、ディマリアがいれば、という試合だった。
イグアイン、アグエロ共に精彩を欠き、メッシの負担がますます大きくなってしまった。
いくらサッカー史に残る天才といえども、一人で勝てるほどW杯は甘くない。
現代サッカーではマラドーナでも不可能だろう。
守備ではマスチェラーノを中心にかなりの堅守だった。
しかし、何でラベッシを交代させたんだろう。
むしろアグエロを先発させて、ラベッシを切り札にした方が良かったのでは。

ドイツにはメッシはいなかったが、それを組織力で補った。
選手をバイエル・ミュンヘンとドルトムントから多く選出し
クラブでの連携をそのまま代表チームにも活かした。
GK-CB-MF-FWまでの縦のラインをリーグ優勝チームの選手で
まとめているのだから連携に不安はなかっただろう。
グアルディオラのおかげだ。

ブラジル相手に7点取ったので攻撃力が注目されがちだが、
グループリーグ3試合で失点2、決勝トーナメント4試合で失点2という守備面でも
評価されるべき。
ノイアーがスイーパーとして相手のチャンスを潰し、11人のフィールドプレイヤーで
ドイツは戦っていたのだからそりゃ強いわな。


今回のドイツが優勝という結果には誰もが納得する。
チームの完成度が段違いに高いのだから。
アルゼンチン優勝という予想は外れてしまったが。


大会MVPに選ばれたメッシが不憫で仕方ない。


[ 2014/07/14 18:54 ] サッカー | TB(0) | CM(0)

2014W杯 3位決定戦 ブラジル0-3オランダ


スポーツナビ 2014W杯 3位決定戦 ブラジル0-3オランダ

3位決定戦なんてやる意味が無い、と言っていたファンハールは
ウォーミングアップで負傷したスナイデルに代えてデグズマンを起用した
以外は大きな変更はなし。
ブラジルは前線の選手を大きく入れ替えて試合に臨む。

前半3分、抜けだしたロッベンをチアゴ・シウヴァが倒してPK。
これはペナルティエリア外だったけど。
これをファンペルシーが決めて先制する。

前半17分、右サイド深い位置からデグズマンがクロス、ダヴィ・ルイスが
頭で弾くもののこれがブリントへのプレゼントとなって決められ、2点目。

2点をリードしたオランダは省エネ運転。しっかり守ってカウンターを狙う。
ブラジルはパスの出しどころがなく、個人で突破するか
一か八かでFWにボールを入れて奪われ反撃される、というのを繰り返す。
オスカルがボランチの位置まで下がってボールを貰い、
組み立てようとしたりドリブルしたりと孤軍奮闘していた。

前半終了時、ブラジルのサポーターから大ブーイングが起こる。

後半に入ってブラジルは攻めるが、ラミレスのシュートやダヴィ・ルイスの
フリーキックも外れてしまう。攻撃にあまり怖さがない。

後半46分、中盤でボランチのワイナルダムがボールを奪うと右サイドの
ロッベンにパス、ロッベンが溜めを作り、オーバーラップしたヤンマートがクロス、
ゴール前まで走りこんでいたワイナルダムがリターンをもらってシュート、
これが決まって3点目。

オランダは試合終了間際にGKのフォルムを交代させ、これで
登録した選手全員が今大会に出場となった。
ブラジルにとっては屈辱的。


ブラジルは攻撃はネイマール頼み、守備ではCBは強力なのに
ボランチが誰が担当しても上手く行かなかった。
ゴール前に人は足りているのに、敵をフリーにしてしまう
危機察知能力の欠如が目立った。

どのボランチもマスチェラーノのように攻撃の芽を摘むことが出来ず、
攻撃の起点となることも出来なかった。
強力なFWもおらず、育成段階からの抜本的な改革が必要だろう。
かつてのドイツがそうであったように。お手本になるのでは。

オランダは毎度おなじみのお家騒動が起こらず、
ファンハールの下で団結していた。
チームがバラバラでは勝てない、という恐怖があったのだろう。
積極的に若手を起用しており、未来は明るいのかも。


[ 2014/07/13 19:27 ] サッカー | TB(0) | CM(0)

2014W杯 オランダ0-0(PK 2-4)アルゼンチン


スポーツナビ 2014W杯 オランダ0-0(PK 2-4)アルゼンチン


試合開始は両チームとも慎重な戦い方。
前半20分辺りから、アルゼンチンは右サイドをラベッシが
ドリブルで突破しクロスを上げ、チャンスを作る。

前半はおおむねアルゼンチンのペースで試合は進む。
オランダは中盤でパスが回らない。
メッシを気にするあまり、ボランチの二人が下がり気味で
前線との距離が出来る。

後半もまだアルゼンチンのペース。
とは言えチャンスの数もそれほどは多くなくて、得点には至らない。
オランダはロッベンとファンペルシーになかなかボールが供給されない。

後半25分ころから、両チームとも守備が緩くなりチャンスを作り始める。
しかし、これまた両チームとも最後の最後で相手に仕事をさせず、
スコアレスで延長戦に突入する。

延長前半はオランダのペース。サイドからのクロスで攻める。
延長後半はアルゼンチンが盛り返すが、またもスコアレスでPK戦に。

オランダは2本止められ、アルゼンチンは4本全部を決めて決勝進出を決めた。


この試合はお互いのストロングポイントを消し合う守備的な戦い方だった。
そのため大きな動きに乏しく、膠着状態が長く続く。
玄人好みな試合展開であったが、やはり120分を戦ってシュート数が
7本と8本というのは少ない。少々眠くなった。

アルゼンチンはマスチェラーノが効いていた。
DFの前でボールホルダーを潰し、ペナルティエリア内では
シュートをブロックと八面六臂の大活躍だった。
オランダDFの裏を狙う縦のパスも供給するのだから凄いもんだ。

オランダはファンペルシーが体調不良の影響か動きが悪い。
延長前半にフンテラールと交代したが、もっと早くても良かったかも。
ロッベンはアルゼンチンがDFラインを深めにしたため、裏のスペースに
抜けることが出来ず、これまでの試合のように存在感を出せなかった。
守備ではデヨンがまだ本調子でないようで、攻撃の起点となれなかった。

交代枠を使いきっていたため、PK戦にGKクルルを使えなかった。
PKを一本も止めることが出来ず、クレッセンはPKに弱いという
烙印を押されてしまった。
これからのキャリアを考えると、ファンハールのやったことはかなり罪深い。
クレッセン自身がこのトラウマに囚われ続けてしまうのだから。


決勝の対戦はドイツ対アルゼンチンになった。
120分を戦い休みも少ないアルゼンチンの方が不利であるが、
僕の優勝予想は当たるだろうか。


[ 2014/07/10 22:23 ] サッカー | TB(0) | CM(0)