小説 イーユン・リー 『さすらう者たち』




実際の事件から着想を得た長編小説。

文化大革命により価値観が大きく変わり、共産党の支配が広がっていく中で
人々は思いを胸に秘めながら、さまよい人生を送る。


密告の恐怖や言論の自由がない恐ろしさが描かれるのだけど、
そこに行くまでが長いし退屈で…。
普通の人々日々の暮らしをどう送っているのか、結末に向けて積み上げて行くのが
重要なのは判るのだが。


<360頁>

 気をつけるんだな。ろくに考えもせず思い込みの中に生き、いつか魂に一条の光も差さないまま
 死んでいくこうした人々に哀れみを感じながら、顧師は言った。
 今日は肉屋でいても、明日はおまえがまな板の上の肉になる。他人の喉を切り裂いたナイフは、
 いつか自分の喉を切るんだ。


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[ 2012/10/31 22:47 ] 本・マンガ | TB(0) | CM(0)

映画 『スリーデイズ』




allcinema 『スリーデイズ』


殺人で服役している妻の上告が棄却された。
妻の無実を信じる夫は、妻を脱獄させる計画を練る。


ラッセル・クロウ演じる夫は大学の先生で、荒事とは無縁の人間。
それが脱獄計画を考えるのだから、そう簡単には行かない。
犯罪を犯すことへのプレッシャーで嘔吐するし、資金はどんどん減っていくし、
お約束のように予想外の出来事で計画が狂う。

咄嗟の機転で追手を振り切ったり、証拠をわざと見つかりやすくしておいて
捜査を撹乱させるなど、犯罪の素人が数々の障害を乗り越えていく姿は
スリリングで面白かった。


[ 2012/10/31 22:26 ] 映画・ドラマ | TB(0) | CM(0)

今日の自転車


天気はほぼ快晴。行きは強い追い風。

シーツを洗濯し、布団を干してから出かける。
ほとんど雲のない、良い天気だった。
気温もまだ高い。でも夏装備で走るのは今日が最後かも。

行きの追い風アシストの強さに、帰り道の困難さを思い少しヘコむ。
実際、帰り道は水の中を走っているかのように進まなかった。

少しだけ足を伸ばし、広島市役所の手前、中電病院近くまで行く。
そこでは汁なし担々麺戦争が勃発していた。

キング軒を中心としたごく近い地域に、剛家、デリカセロリが参戦。
すこし離れたところにまぜ麺のおっくん堂もある。
何故ここに汁なし担々麺のお店が固まっているのか、謎が多い。


前輪の空気、やはりまだ空気は抜けている。
以前よりはましになったけど、手間がかかることよ。


[ 2012/10/29 22:34 ] 自転車 | TB(0) | CM(0)

田中良紹の「国会探検」 石原東京都知事辞職の憂鬱


ニュース探求ラジオ Dig 放送後記 10月26日(金) 「石原慎太郎の人物像に迫る」

田中良紹の「国会探検」 石原東京都知事辞職の憂鬱


東京都が島を購入するかどうかは国内問題である。それをわざわざ国際社会に出向いて発言した。
その発言に中国が反発して紛争になる事は容易に想像がつく。
それは領土問題の存在をアピールしたい中国の狙いにまんまと乗る事になる。
ところが石原氏は日中間に領土問題が存在する事を国際社会に注目させようとした。



もとより石原氏は東京都が買う事など考えてはいなかった。手続きが面倒だからである。
むしろ国有化させる事を考えていた。ところが善意の国民から14億円を超える寄付金が集まってしまった。
そのため国はそれを上回る20億5千万円の税金を使って地権者から島を買い取る事になった。
石原氏は結果的に値段のつり上げに利用された。



私の知る右翼民族派は石原氏の行為を「許せない」と怒っている。
尖閣購入のために献金をした愛国者を裏切り、自民党総裁選挙で尖閣問題を
息子の援護射撃に利用させたからだと言う。
だから民族派は本命だった石原伸晃氏が総裁になる事を阻止するため安倍総裁実現に全力を挙げた。
彼らは石原氏の尖閣購入をただの「愛国ごっこ」に過ぎないと言う。
だとすれば「ごっこ」のために日本企業は襲撃され日本経済もマイナスの影響を被る事になった。



 しかし石原氏の願いは外れ息子は自民党総裁になれなかった。すべてが狂い出したのである。
「愛国ごっこ」のつけは大きい。このままでいるといずれ集中砲火の攻撃を受ける可能性がある。
「尖閣購入で国益を損ねた石原」のイメージを塗り替える必要がある。それが今回の都知事からの転身である。
そこで昔のように「中央集権打倒の石原」のイメージに塗り替える事にした。



 そのためには大阪維新の会の橋下市長を頼るしかない。
私の見るところ石原氏は懸命に橋下氏にすがりつこうとしている。
橋下氏は表向きつれないそぶりも出来ないだろうが、本当に提携する事になれば
橋下ペースでの提携にならざるをえないと思う。
それでは石原氏にこれからの政局を動かす力など出せるはずがない。




都政の失敗と尖閣問題で味噌をつけたので、要は投げ出したってことか。
裕次郎の兄を見ていて思うのは、この人は本当に大衆が嫌いなんだなあということだ。


[ 2012/10/28 23:17 ] ブログ | TB(0) | CM(0)

もりそばをまぐろで

ramen150


もりそばをまぐろで、750円也。
舟入に二号店が出来たそうで、眼鏡の人はそちらに行ったのかな。


朝は晴れ間もあったが、どんどん雲が広がって行き、夕方には雨が降る。
この雨の後、一段と寒くなるそうだ。


[ 2012/10/27 22:36 ] 食べた物の記録 | TB(0) | CM(0)

今日の自転車


天気は晴れ。行きは向い風。

日中は夏装備でもまだ暑いくらい。
今年は残暑が続くなあ。

すぐに空気が抜ける前輪を見てもらう。
穴は開いていないが、バルブの内部の部品が
きちんと閉まっていなかったらしい。
しっかり閉めてもらい、取りあえず様子見することにする。

シューズを試してみたが、サイズは43が丁度良い。ワイドでなくて大丈夫。
42だと小さすぎる。


帰宅後、ユニクロでウルトラライトダウンを買う。
軽くて暖かい。安売りで手に入れられて良かった。


[ 2012/10/26 23:03 ] 自転車 | TB(0) | CM(0)

小説 樋口有介 『刑事さん、さようなら』




後輩刑事の小暮が自殺した。
調べていく内に、河川敷で遺体が見つかった殺人事件との
つながりが浮かび上がってくる。

刑事の須貝は、捜査のみこみちがいを認めてメンツを潰さないことと、
事件に警察官が関わっているという醜聞から組織を守るために画策する。


<ここからネタバレ!>

夕美の父親はワゴン車の運転中、白バイと事故を起こしてしまい、警官は死亡する。
単なる交通事故として、当時交通課にいた須貝は処理するが、
実際は父親に落ち度はなかった。

事故の原因が白バイ側にあるとすると警察のメンツが立たないので、
検察と裁判所も協力して父親を有罪とする。

無実なのに裁判で有罪となった父親は、車で交番に突っ込み死亡する。

尾田(河川敷の死体)はこの事件を調べ上げていた。
確証はないが、尾田と夕美は小暮に近づき、偽証の証拠を掴んでいた。
そのことで小暮は尾田を殺し、自殺した。

尾田のパソコンに残っていた記録を見て、ヨシオは須貝を殺した。


<ここまで!>



警察組織を守るために尽力した須貝が、そのことが原因となって
復讐されるというのは、因果応報だとしても悪を成敗したという爽快感はない。

事件の関係者ひとりひとりに向き合っていたら何千と起こる事件を処理できないという
組織と侠者の横暴は、最近嫌になるくらい感じさせられている。


ミステリとしてはやや不誠実かな。
隠蔽する警察内部側からの視点で語られるのは新鮮だった。


[ 2012/10/24 22:41 ] 本・マンガ | TB(0) | CM(0)

映画 『タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら』




allcinema 『タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら』


大学生のグループが湖畔に向かうと、怪しい二人組がいる。
そこは十数年前、殺人鬼によって大量殺人が起きた場所だった。
グループ内の女の子が二人組にさらわれ、奪還に向かった仲間は死体となった。
惨劇が始まる。

ただ、二人組は、休暇で別荘を修理しに来ただけの、ただのおっさんだった。


自分たちは何もしていないのに、勘違いや偶然でどんどん人が死んでいく。
深刻であるほど面白いのだけど、さすがに無理が多すぎる。
面白いし笑っちゃうんだけど。


殺人鬼に勘違いされたけど、最終的には殺す気で向かって行っちゃうの。
あれだけ人が死んでいて、ハッピーエンドだと納得出来ないわ。


[ 2012/10/24 22:28 ] 映画・ドラマ | TB(0) | CM(0)

本 内藤 朝雄 『いじめの構造―なぜ人が怪物になるのか』




タマフルの推薦を受けて読む。


・自分が何に対してむかついているのか判らない、漠然としたいらだち、
 むかつきという不全感は、仲間と集まることで守られ、何でも出来るという
 全能感へと反転する。
 
 この全能感と不全感は繰り返され、負のスパイラル、リサイクルが続く。

・閉鎖的な環境では群生秩序が生まれる。これは我々が考える法の正義や
 ルールの遵守という市民社会の秩序とは対立するもので、
 市民社会の秩序から見るといじめは悪であるが、群生秩序から見ると
 いじめに参加しないことはノリが悪いと思われてしまう。

・強制的に、打算的に仲良くする環境では、本当は誰が好きで誰が嫌いかの
 判断を自分ではなく「場の雰囲気」に代替させるようになる。

・現行の学校制度では、「仲良くする」ことと「まなぶ」ことが
 強制的に抱き合わせにされている。問題となる群生秩序は、
 「まなびの共同体」というやり方で若者を一日中強制的に「ベタベタ」させる
 学校共同主義によるものである。

・暴力によるいじめには警察など外部の力に介入させるのが有効。
 無視や嘲笑などのコミュニケーション系のいじめには、自由な交友関係を
 築けるようにするのが有効である。

・自由な社会では、攻撃することは許されないが、嫌悪を感じる者との間に
 距離を取る権利が保障される。
 「他の存在を許す」自由の秩序は、「仲良く」しなくても安心して暮らせる仕組みである。


暴力のいじめには警察を呼ぶのが一番有効だと2009年の段階で指摘しているのは
2012年現在に効果的な対処法として紹介されるのを先取りしている。

濃密過ぎる環境では、冷静になると理解できない場の空気がみんなを支配する。
これは学校だけでなく、会社や地域社会でも同じ事だ。

みんな子供だったはずなのに、どうして忘れてしまうんだろう。





小説『虐殺器官』と主張が共通する部分があるのが興味深い。


[ 2012/10/22 23:53 ] 本・マンガ | TB(0) | CM(0)

今日の自転車

[ 2012/10/22 23:25 ] 自転車 | TB(0) | CM(0)

PS3とトルネ

[ 2012/10/21 23:30 ] ブログ | TB(0) | CM(0)

今日の自転車


天気は晴れ。行きは強い追い風。
夏装備でもまだ充分。寒いのは出発したときだけ。

ワンプッシュで開閉できるペットボトルのキャップ、
まず使っているペットボトルの口にきちんとはまらない。
そして飲み口が小さくて、飲みにくい。
うーむ。


この時期って、こんなに風が強かったかな。


[ 2012/10/19 23:13 ] 自転車 | TB(0) | CM(0)

洋食こけもものビーフシチューとお買い物

lunch99


洋食こけもものビーフシチュー、1800円也。

ほろほろと崩れる二種類の肉とデミグラスソース。皿を舐め回したい。


lunch100


デザートのガトー・ウィークエンド。白い部分が羊羹の端っこみたいになっている。
レモンの風味はそれほど強くなかった。

前回はビーフシチューが仕込みをしていなかったので食べられず、リベンジを果たす。
本当は別のお店に行く予定だったのだけど、臨時休業だったので。


本日は色々とお買い物と物色をする。

ネクタイピンとハンカチを買う。
ネクタイピンは、シャツのボタンの3番目と4番目の間にするものだそう。
はさんだネクタイの上部分を少したわませるのが良いそうだ。

それぞれ別のお店で買ったのだけど、対応した女性店員さんは
両方ともキリッとした美人だった。
そういうならわしになっているのか。

冬に向けての暖かいインナーをアディダス屋で見る。
ベースレイヤーハイネックトップは、二種類見たけど両方とも薄い。
買うとしたらCL791の方かな。高いけど。

チタンフレームの眼鏡を見る。
眼鏡市場のゼログラが凄い。ホントに軽いのな。
これもちょっと高価だ。

ユナイテッドアローズのトートバッグは、大きさとしては
正方形タイプで充分だった。

ポンチョはサイズOK。ダウンベストはLサイズの方が
腰まで隠せて良。

イヤホンは、ソニーはなし。シャリシャリが気に入らない。
ベストはアトミックフロイドが一番好み。
低音を強調するタイプは今の環境には向かない。





冬に向けて、焼酎のお湯割り用に買う。





イヤホンがだらしなく丸まっているのに耐えられず購入する。
シャンパンゴールドなんて、普段買わないような色にした。

他にペットボトルの口に取り付け、片手で開閉できるキャップを買う。
ロードバイクのボトルのように、口が細い奴が欲しかったが、
そういう商品は存在しないようであきらめる。


今日は風の強い一日だった。
一気に寒くなった。もうTシャツだけではいられない。

電車の向かいに座ったおばさん、すげえ周りに迷惑かけていた。
狭い席なのに上着を着たり脱いだり。荷物を隣の人にもたれかけさせる。
化粧をする。小銭をばらまく、しかも三回も。
なんだったんだ、ありゃ。


[ 2012/10/18 22:23 ] 食べた物の記録 | TB(0) | CM(0)

映画 『カティンの森』




allcinema 『カティンの森』


1939年9月、ポーランドは密約を結んだナチス・ドイツとソ連によって
分割占領されてしまう。
ソ連側では多くのポーランド人将校が捕虜となり収容所へと送られた。

ソ連の捕虜となったポーランド人将校のうち1万数千名の行方が不明となり、
後にソ連によって虐殺されていたことが判明する。
いわゆる“カティンの森事件”と呼ばれるこの悲劇は、ソ連の支配下にあった
冷戦時代のポーランドにおいて語ることの許されないタブーとされてきた。



虐殺がなかったことにされ、そのことについて話すことも許されない。
戦争だったから仕方がない、なんて言えるか?


[ 2012/10/17 22:53 ] 映画・ドラマ | TB(0) | CM(0)

小説 イーユン・リー 『千年の祈り』




「タマフル秋の推薦図書特集」を聞いて。
十編の短編集。英語で中国の物語を書く。

全体として中国に言論の自由がない息苦しさ、生きにくさを
強く意識させる作品集だ。
文化大革命や天安門事件の記述が良く登場するからか。

物語の結末で何らかの解決がなされるわけではなく、
個人の力では抗えない無常感、無力感に満ちた話が多く、
なにかお伽話や説話を読んでいるようだった。

多くの宦官を排出してきた村に、独裁者と同じ顔をした
少年が生まれた『不滅』、
二人ともが救いたい人がいるのに上手く行かない『ネブラスカの姫君』、
キリスト教に目覚めた母にゲイであることをカミングアウトする『息子』が
印象に残った。


[ 2012/10/16 23:14 ] 本・マンガ | TB(0) | CM(0)

今日の自転車


天気はほぼ快晴。
行きは強い追い風、というより帰りが強い向い風。

10月も半ばだというのに、まだ夏装備でも暑いくらい。
蚊に刺されるし、今年は秋の訪れが遅い。

今日はあまり信号にも引っかからず、走りっぱなしだった。
自転車というのは風の影響を強く受ける乗り物だ。


水曜日に雨が降ってから、気温は下がる模様。
寒けりゃ寒いで大変なのだけど。


[ 2012/10/15 23:35 ] 自転車 | TB(0) | CM(0)

今日の自転車


天気は曇り時々晴れ。行きは強い追い風。
先日洗車したので、チェーンの滑りも良い。

日に日に涼しくなって行くが、日差しはまだ強い。
それでも、水を体にかけると寒くなってきた。もう必要ないな。

走っている途中から頭痛が出てくる。
未だに半袖とステテコで寝ているからか。


最後の上り坂で、ママチャリの高校生に追い抜かれるが、
前に出た途端にへばっていたので、こちらはそれまでと同じ速度で
登り続け、引き離す。
おっさんだけど、流石にママチャリの小僧にやられっぱなしの訳にはいかないぜ。


[ 2012/10/12 22:30 ] 自転車 | TB(0) | CM(0)

本 小泉 仰 『ミルの世界』




・封建制度を撤廃して明治時代になった日本において、社会の一般的幸福を
 目指して政策を決定しようとするミルの思想は、現実の明治初期の日本全体を
 発展させ、人民の生活水準と文明度を向上させていくための、最も理解しやすい
 思想と映ったように思われる。

・「満足したブタであるよりは、不満足の人間である方がよいし、
  満足した愚か者であるよりは、不満足のソクラテスである方がよい。
  もし愚か者やブタが異なる意見を持つとしたら、それは、彼らがその問題について、
  自分たちの側だけの知識しかないからにすぎない。
  この比較の一方の側は、両方の側面を知っている」


自由放任の経済活動を許した結果、労働条件は劣悪となった。
あまりにも酷い惨状に人は黙っていられず、ミルのような人が現れる。

19世紀ですらそうであったのだから、産業革命が金融破綻に変わったけれど、
似たような状況の現在でも、労働者の権利を守る機運が高まる可能性は高いはずだ。

弱者救済の考えが、高給取りで生活の不安のないミルから出現したのは面白い。
女性の地位向上も含め、紆余曲折を経て夫婦となったハリエットの影響が大きいのかもしれない。


マルクスとはまたちょっと違うというのが、同時代人なのに面白いな。


[ 2012/10/11 22:35 ] 本・マンガ | TB(0) | CM(0)

映画 『アジョシ』




allcinema 『アジョシ』


なついてくる近所の少女が、母親と共にさらわれた。
男は彼女らを取り戻すため、麻薬組織を追う。

頸動脈や脇の下を狙うなど、ナイフアクションは実戦的に見えた。
ただ、主人公が負傷しているのに敵が待ってくれたり、効果音がやたら大きかったり
リアリズムを損なうような興を削ぐ演出が多かった。

まあ、ストーリーとしてはありふれているし、身分を消された元特種工作員という
設定からしてぶっ飛んでいるのだけど。


ウォンビンがめちゃ男前。


[ 2012/10/10 23:19 ] 映画・ドラマ | TB(0) | CM(0)

今日の自転車


天気は晴れ。行きは強い向かい風。

天気の良い体育の日。多くの自転車乗りとすれ違った。
多分10人以上ではないだろうか。こんなに多いのは初めてだと思う。

帰りは向い風だったのだけど、いつもより大回りして帰る。
それでも5キロメートル距離が延びただけだった。
大したことないな。


UVカットのレッグカバーを買うべきか、コンプレッションのロングソックスを買うべきか。


[ 2012/10/08 23:29 ] 自転車 | TB(0) | CM(0)

本 菊川忠夫 『J・S・ミル』




ジョン・スチュアート・ミルの生きた19世紀のイギリスでは、
公益よりも私益を優先する金権政治がはびこっており、
優越的地位を占めている貴族や富豪は、戦ってでも排除すべきと主張していた。

 <功利主義について>

ミルは師ベンサムと同様に、快楽が善であり苦痛が悪であるという功利主義の
基本原理を認め、「最大多数の最大幸福」の実現を持って究極的道徳と見た。

しかしミルは、快楽と苦痛の度合いが数量的に計算可能だとするベンサムの考えを
否定し、人間には普通の快楽の他に精神的に高い快楽があることを強調している。
また、人間は単に利己的な存在ではなく、他人への同情心と仁愛の衝動をも備えた
存在だと説いた。

このようにミルは、功利主義の機械論的な快楽主義倫理観に、理想主義的・人格主義的な
修正を加えていっそう健全な良識に合致するものにしたが、それなりに多くの問題も
含むものとされ、現在なお論争が続いている。

 <経済について>

自由競争は独占化に向かい、労働者階級の賃金は低下を強いられる。
他方では、大資本による独占価格の形成によって、労働者はますます不利な立場に陥り、
中小生産者は没落して貧乏人が増え、大資本のみが栄える。

 <自由について>

アダム=スミスやベンサムは「人々が自由に各自の利益を追求することは
社会の利益と合致する」(私悪は公益、個人の悪徳は公共の利益)というのである。
しかしこのような自由放任主義は、19世紀に入り労働者階級の地位向上と共に崩れていく。

J・S・ミル「各個人は、自分の身体と精神に対しては主権者である」

個人が要求する自由とは 1.思想と良心の自由 2.趣味及び探求の自由
3.団結の自由である。

これらの自由が尊重されない社会は、その政治形態がどうであろうと自由な社会とは言えない。
他人に危害を及ぼさない限り、全ての個人に完全な自由を与えることは必要であり
望ましいことである。何故なら個性の自由と発達こそ、人間の目的だからである。

このようにミルは人間性に潜む善への可能性に期待し、自由への実践を通じて
個性と能力を調和的に発展できるものと信じたのである。

つまり、ミルという人は、自由の尊厳性を人一倍強く感じていた思想家であり、
社会に対して強く奨励することを自己の使命と考えた。

個人の自由を圧迫する不当な圧力には 1.不当な政治権力 2.社会的慣習や道徳律の
二つが主にある。1.はともかく、2.は近年(ミルの生きた19世紀)ますます深刻に
なりつつあり、場合によっては政治的圧力以上に恐ろしいものである。

ミルは本来民主主義者であったが、優れた少数の個性と意見とを守らねばならないという
貴族主義的立場と堅く結びついていた。
彼は、民主主義の量的拡大と質的向上という二つの調和こそ大事であると考えた。

そしてこのような調和主義的立場から、参政権の漸次拡大、比例代表制と複数投票制の採用、
植民地の漸次解放、そしてそれらの前提条件である国民教育の即時実施という
一連の提案がなされた。

 <婦人参政権について>

ミルは著作『婦人の隷従』で男性の奴隷となった女性の立場を、あらゆる角度から
弁護し、その解放が人類の向上にいかに役立つかを理論的に叙述した。
この書物は公刊後、各国に大影響を与え、婦人運動の理論的支柱となった。


産業革命後のイギリスでは、農村から多くの人が労働力として移動してきたが、
その労働環境は劣悪で、子供や女性も過酷な条件で働かされていた。

師であるベンサムはいわば「小さな政府」を推しており、ブルジョワには受けたが
労働者には冷淡だった。ミルは反対に弱者を救済することを重視し、
労働者の地位向上を求めて社会主義に傾斜していく。

ミルの思想の根底は人間の善性に拠っており、教育で人は良い方向へ革新し、
特権階級だけではなく多くの人が政治に参加することを求めた。


しかし、ブルジョワによる富の独占と再配分と地位向上を求める労働者という
対立構造は、ミルの時代から存在し現在もなお続いているというのは、どうにもこうにも。


[ 2012/10/07 21:05 ] 本・マンガ | TB(0) | CM(0)

天下一品のあっさり並

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天下一品のあっさり並、670円だったか。

にんにくを入れたせいか、けっこうこってりに感じた。

今日は中筋まで1時間20分、そこから赤い橋まで30分歩く。
最後はバスに乗って帰宅した。

中心部まで行けばよかったかな。
探している雑誌のバックナンバーを見つけるために。


またグッと涼しくなった。


[ 2012/10/06 23:13 ] 食べた物の記録 | TB(0) | CM(0)

内田樹の研究室 『「En Rich」のロングインタビュー』


内田樹の研究室 『「En Rich」のロングインタビュー』


今の日本では、失敗があった場合に、「なぜこんな失敗が起きたのか、システムのどこに
瑕疵があったのか、管理運営のどこに手落ちがあったのか」を問うということをしません。
反撃できない弱い個人や集団に罪を押しつけて、そこに攻撃を集中し、彼らを排除することで
「穢れを祓う」ということを社会問題のほとんど唯一の解決法としている。
日本全体が「いじめ社会」になってるんです。



能楽には、加害者・被害者の両方から物語っていく手法があります。
ちょうどこの辺りの芦屋が舞台となった「鵺」という演目があるのですが、
怪物を弓で射殺した源頼政と、射殺された怪物の両方をシテが前後で演じ分ける。

一つの忌わしい事件を対立する二つの立場からそれぞれ主観的に語らせるのです。
それによって事件は立体的に再構成され、そのときはじめて怨みを残して死んだ鵺の霊は鎮められる。
起きてしまったことはもう取り返しが付きません。でも、物語を語ることを通じて、
失敗事例を学び、死者を弔うことができる。



でも、考えればわかるけれど、責任なんて、結局誰にも取れないんです。
失敗して、何かが致命的に失われた場合、時間が過去に戻らない以上、
起きてしまったことは取り消せない。

だから、責任というのは本来予防的な概念なんです。事が起こった後に
「誰が悪いのか」を言い立てるためにではなく、悪いことが何も起こらないようにするために、
「何か起こった場合は自分が罪を被る」と宣言しておく。
その誓言によって、起きたかもしれない災禍を未然に防ぐ。こういうのを遂行的っていうんです。



競争的な発想をすると、修業の目的は地球上の70億人全員を倒してチャンピオンになるということになる。
すると、論理的には自分以外の70億ができるだけ弱くて、愚鈍で、無能であることを願うようになる。
できれば、この世界にいるのが自分ひとりで、あとは全部消えてしまうことを願うようになる。

武道の目的はそれとは逆です。地上の70億人全員が武道の達人になることが目標だからです。
すべての人間がおのれの潜在可能性を開花させ、心身の能力を最大化した状態の世界は
どれほど愉快で住みやすいか。
競争的なマインドの人は、つねにどうやったら周りの人間の心身の発達を阻害し、
能力を下げることができるかを考える。
閉鎖集団内部での相対的優劣を競う限り、自分の能力を高めることと、
他人の能力を引き下げることは同義ですから。

日本の場合は、競争原理によって、これにみごとに成功した。
その結果、全員が全員の足をひっぱるような情けない社会ができてしまった。
競争は国を滅ぼす。僕はそう考えています。



今の日本で「愛国心」と呼ばれているものは、同胞に対して非寛容であることです。
「ほんとうの日本人」の頭数をいかにして減らすかに夢中になっている人間じゃなければ
「非国民」とか「売国奴」などという言葉は口にしません。

彼らはべつに国を愛しているわけじゃない。
誰かに「非国民」と言われるのが怖いので、自分が言う側に回ろうとしているだけです。
本来の愛国心は恐怖や恫喝と最も無縁なものです。

でも、日本人は無垢な愛国心というものをもう持てなくなっています。
前の戦争であまりにひどい負け方をしたから。




今の学校は教育商品や教育サービスを販売してる「市場」ですから。
先生は売り手で、保護者や子供が消費者。消費者は別にマーケットに何かを学んだり、
人間的成長を遂げたりするために来ているわけじゃない。買い物に来ているだけです。

スーパーの入り口から入った消費者が出口にたどりついたときには
別人になっていました、ということはありえない。店内に何時間いようと、
何年いようと、入り口から入ったときとまったく同一の人物であって、
買い物籠の中身だけが増えているというのが消費者です。
市場では消費者の欲望の初期設定は最後まで変わらない。

学校は本来欲望を更新するための場所です。学校に入学するときは、
そこで卒業するまでに何を学ぶことになるのかわからない。
自分がそんなことを学ぶと思ってもいなかったことを学んで別人になることが教育なんです。




[ 2012/10/05 22:43 ] ブログ | TB(0) | CM(0)

今日の自転車


天気は晴れ。行きは追い風。

日一日と涼しくなって行く。
体にかけて冷やす用の水が解けなくなってきた。
日陰で水をかぶると寒いくらいだ。

気象庁の発表によると、2012年9月の平均気温は過去最高だったそうだ。
8月も暑かったけど、残暑が厳しい年だった。


行きは人馬一体感があったけど、帰りはそうでもなかった。
コンスタントに良い走りが出来れば良いのだけど。


[ 2012/10/05 22:31 ] 自転車 | TB(0) | CM(0)

twitter的小ネタ集


・労働環境の改善は当然の権利と言いながら、
 民主主義において当然の権利であるデモを嘲笑する矛盾。

・原子力ムラの陰謀論を笑うのに、デモは左翼団体が仕切っていると
 言われると素直に信じてしまう矛盾。

・あんまりマスゴミという言い方はすきじゃないが、最近はそのマッチポンプが酷くなっている。
 まず結論ありきの報道で、望んでいる意見をコメンテーターに言わせるという無責任さ。
 僕達が言ったんじゃないんですよ、コメンテーターが言ったんですよ。
 あと、だれそれがあんなことを言ってましたぜ、と権力者に告げ口するのもなあ。


貧乏人同士が争い合い、それを金持ちが高みの見物という構図はもうたくさんだ。


[ 2012/10/04 22:54 ] ブログ | TB(0) | CM(0)

映画 『イエスマン “YES”は人生のパスワード』




allcinema 『イエスマン “YES”は人生のパスワード』


主人公は何事にも消極的で、友人から飲み会の誘いを受けても断り、
ひとり自宅でDVDを見るだけの生活を続けていた。

何気なく参加した自己啓発セミナーで人生の選択では必ずイエスと
答えるように誓約してから、彼の人生は変わり始める。

何事にもイエスと答えるようになってから、仕事で昇進し恋人もでき、
全てが順調かと思いきや落とし穴が待っていた。
考えなしに義務的にイエスと答えたことで失敗することで、
よく考えないと出ない答えも多いと悟るのは良く出来ていると思った。


自己啓発セミナーの主催者がテレンス・スタンプなのがすげえ面白かった。


[ 2012/10/03 23:00 ] 映画・ドラマ | TB(0) | CM(0)

映画 『エリート・スクワッド』




allcinema 『エリート・スクワッド』


警察の腐敗に憤る若き警官二人が、警察のエリート特殊部隊BOPE(ボッピ)に志願し
過酷な訓練を耐えぬいて正式に隊員となる。
だがボッピに所属することで隊員には様々な犠牲を強いることとなる。

直情型のネトと知性派のマチアス。
法律家を目指し大学にも通うマチアスは、警官の身分を隠しており、
富裕層が多い大学生は警官は腐敗していると一方的に非難するが、
現場に立つマチアスはそれは綺麗な部屋の中から外を見ているようなものだと
反論する。

ナシメント隊長は過酷な麻薬組織との戦闘で疲弊してしまい、
ついには家族に逃げられてしまう。

描かれるのは貧富の差だ。
スラムの麻薬ディーラーが裕福な大学生に麻薬を売りつけ、
NGO活動で子供たちを救おうとする学生と講義を受けている
マチアスはスラムで銃撃戦をして危険な目に遭っているという対比だ。

監督のジョゼ・パヂーリャはリメイクする『ロボコップ』に抜擢されたが、
本来はアクションよりも社会派のドラマを演出した方が良いのではないかと思う。

警察の司令官が回収しているみかじめ料を奪ってパトカーの部品を
購入するというのは上手いなとおもった。大っぴらには出来ないからね。

ボッピはカルトだという台詞が劇中にあるが、法律家を目指していたマチアスが
部隊の論理に染まって私刑に走るのは、何とも皮肉な結末だった。


特殊部隊の隊員がメガネて。


[ 2012/10/03 22:17 ] 映画・ドラマ | TB(0) | CM(0)

本 デヴィッド・ギルモア 『父と息子のフィルム・クラブ』




不登校になった息子に、父親が求めたのはドラッグに手を出さないこと、
そして週に三本映画を観て、一緒に感想を語り合うこと。

読んでみると映画の感想を語り合う記述は少なくて、
息子が巻き込まれたトラブルや作者が仕事を失って四苦八苦するのを
描いている本だった。

自由になる時間があったとはいえ、十代後半の息子とここまで
濃密な時間を共有できたのは幸運であったんじゃないか。
父親が息子の変化にうろたえっぱなしなのは、他人事の気楽さで
面白く読めた。


しかし息子、悪い女に引っかかってばっかりだな。


[ 2012/10/02 22:42 ] 本・マンガ | TB(0) | CM(0)

今日の自転車


天気は曇り。行きは強烈な追い風。

台風はすでにはるか北へ移動したが、風の強い一日だった。
行きは強烈な追い風と信号に引っかからなかったことで
いつもより15分近く休憩場所に到着する。
帰りはまるで壁に向かって走っているようで、まあきつかった。



冬服に衣替えするには暑いよね。


[ 2012/10/01 22:38 ] 自転車 | TB(0) | CM(0)