本 堀江邦夫著 水木しげる画 『福島原発の闇』




1979年に掲載された、著者が原発に下請け労働者として
潜入取材したものを2011年に改めて出版した本。

当時から下請け労働者に対する放射線管理などはかなり杜撰で、
労働基準監督署も見て見ぬふりだったことが判る。
先端科学の粋を集めた原子力発電所も、結局は人力に頼らざるを
得ない作業が山ほどあり、その現場には作業内容も危険性も
よく理解できないまま、次々と労働者が送り込まれる。

水木しげるの絵も凄い。
進み過ぎた科学は魔法と変わらないと言うが、縦横無尽に
パイプが張り巡らされ、多分設計者にも全ての構造が把握できない
原発内部はまさに妖怪のように得体が知れない。


本としては急ごしらえで出版された感が否めない。
まあ、緊急性や即効性が重視されたからだろうけど。


2020年の東京オリンピック開催が決まった。
一国の宰相たる者、原発事故対策は万全であるという
その言葉の責任は取ってもらえるんでしょうなあ。


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[ 2013/09/08 22:24 ] 本・マンガ | TB(0) | CM(0)

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