本 斎藤 環 『世界が土曜の夜の夢なら ヤンキーと精神分析』




ヤンキー文化は何故日本人を惹きつけ、嫌われるのか。

家族や仲間を大事にする「絆」主義、分析よりも行動を重んじ、
情熱と気合があれば困難も乗り越えられるはずという反知性主義。
場当たり的に根拠や伝統を捏造し、躊躇なく乗っかることが出来る
メンタリティとバイタリティ。

これらが近現代に生まれたものではなく、大昔から日本人の中に
存在するメンタリティだということに辿り着く。
ヤンキー家族主義における「母性」の圧倒的優位性への指摘は
大変興味深い。

暴走族や芸能人にヤンキー精神が宿るのはかまやしないのだけど、
保守系の政治家が気合で乗りきれの反知性主義だったり、家族主義を
押し付けてくるのが一番困る。

近代国家とは、地縁や血縁が切れた人も見捨てないシステムを
作り上げることだと思うのですよ。


皆が熱く盛り上がっている時に冷水をぶっかける理屈バカだから、
僕は主流派になれないんだ。


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[ 2013/10/22 22:42 ] 本・マンガ | TB(0) | CM(0)

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