小説 百田尚樹 『永遠の0』




ツタヤでレンタル。

人生を見失った青年が、特攻隊として戦死した祖父の足跡を辿る。
依頼を受けていろんな人から証言を引き出す手法は『ナイトスクープ』的。

ベストセラーなのだからエンタメとしてさぞかし面白いのだろうと思ったら、
延々と帰還兵の戦争体験を読まされる。
実体験から言うと、年寄りの話なんてあてにならないと思うが。
都合良く捏造したり、盛ったりするからね。

登場人物たちがステレオタイプで、物語の都合でしかないのも不満。
各章が物語としてつながったり絡まっていないので技量に欠ける。

作者の「あーあ、自分が総司令官だったら日本軍は勝てたのになー」と
口惜しそうなのが面白かった。
むしろこういう人こそが平和ボケじゃなかろうか。


孫二人が立派なネトウヨになって、宮部久蔵も浮かばれないだろう。
正しいことしか書かれていない小説というのは、どうにも性に合わん。


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[ 2014/01/11 23:17 ] 本・マンガ | TB(0) | CM(0)

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