本 岸 由二 『「流域地図」の作り方: 川から地球を考える』




・「流域」とは、「水系に雨水の集まる大地の範囲」である。
 つまり、大地に降った雨水が重力にしたがって地表を移動し、
 水系に集まる領域を「流域」という。

・洪水や地球温暖化による豪雨、海水面の上昇などの危機に備えて、
 治水事業は今後ますます重要になっていくだろう。

・「自分は地球の上に住む、地球生命圏の一員なのだ」と意識すること、
 地球という自然とのつながりを意識した「すみ場所」の感覚を持つこと。
 それがいま地球で起きている危機を克服する、もっとも基本的な方法であり、
 その自覚を促し、自然とのつながりを意識する「すみ場所」の感覚を
 取り戻す方法こそが「流域地図」である。

・洪水や豪雨の被害は、人が後から作った行政区分など無視して襲ってくる。
 だから「〇〇区の防災ハザードマップ」を作れば対応できるというような
 考えでは被害を抑えることは出来ない。

・すみ場所の多様性と、そこに生きる生きものの多様性。
 その両者の多様性をしっかりと保全することが、「生物の多様性」と言った
 場合の本来の目的なのである。
 そして、多様なすみ場所を維持するには、山や丘陵、森、川、湖沼、低地、
 湿地、干潟といった多様な環境がまとまりを持ち、つながりを持っていることが
 不可欠である。

 ところが、昨今流行している「里山」という単位での保全では、そうした
 まとまりやつながりを無視した、人為的な行政区分を前提としている。
 その区分の中で、自然密度の高い地点を「里山」として注目して、
 保全していこうというのだ。

 これは、私に言わせれば、地球という自然の都合を考慮しない、あくまでも
 人間の都合によるアプローチである。

・「流域地図」という自然の地図を使って、行政区分を超えて、地球の都合に
 沿った対応をしていくことが不可欠である。

・「流域地図」に基づいた治水対策で自然災害に対応する。


今日も自転車で太田川沿いを上下に走り回っております。
広島は三角州が大きくて、水の都なんだよな。


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[ 2014/01/13 22:13 ] 映画・ドラマ | TB(0) | CM(0)

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