本 サイモン・シン著、青木薫訳 『フェルマーの最終定理』


フェルマーの最終定理 (新潮文庫)フェルマーの最終定理 (新潮文庫)
(2006/05/30)
サイモン シン

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夏休み自由研究その5、数学。

「証明を見つけたが、この余白はそれを書くには狭すぎる」
17世紀にフェルマーが導き出し、多くの挑戦者をことごとく
跳ね返してきた数学界最大の謎を、20世紀に入って
アンドリュー・ワイルズが遂に証明した。

ワイルズは谷山=志村予想を始め先人の知恵を集結し、
不完全な理論でも互いに補うことで証明を完成させた。
彼の一番の功績は、問題に正面からぶつかるのでなく
周辺からのアプローチが近道な場合もあることを
知らしめたことにある。


研究とはいかに効率良く失敗するか。
抽象を言語化する数学者の脳みそってどうなってるんだろうか。


<43頁>
ピュタゴラス教団は事実上の宗教団体で、その崇拜物の一つが“数”だった。
数と数との関係を理解することで、宇宙の霊的神秘が明らかになり、神々に
近づけると信じられていたのである。

<233頁>
後年、偉大な数論研究者のアンドレ・ヴェイユはこう述べた。
「神は存在する。なぜなら数学が無矛盾だから。そして悪魔も存在する。
 なぜならそれを証明できないから」

<442頁>
シアンの一件がいみじくも明らかにしたのは、数学界がいかに“自主管理制度”に
依存しているかということだ。数学界は、トップクラスの大学に終身在職権をもつほどの
教授がインチキな主張をするはずがなく、欠陥を指摘されればすぐに主張を撤回するだろうと
考えている。この自主管理制度を逆手に取る者は、長引く混乱を引き起こすことができるだろう。


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[ 2014/08/22 22:43 ] 本・マンガ | TB(0) | CM(0)

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