小説 宮脇初枝 『きみはいい子』


([な]9-1)きみはいい子 (ポプラ文庫)([な]9-1)きみはいい子 (ポプラ文庫)
(2014/04/04)
中脇 初枝

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読んでいて息が詰まりそうになる、五つの連作短編集。

学級崩壊を引き起こしたり登場する子供たちは手に負えないように
見えるが、その背景には虐待や家庭の事情があり、そして親もまた
追い詰められている。
人は複雑な構造で成り立っていることに気付かされる。

一番きつかったのは「こんにちは、さようなら」
八〇歳を越えて、自分が独りぼっちであること、そのことに気付きながら
見て見ぬふりをしていたことを突きつけられるのだ。
そうなったのは、あの時救うことが出来たのに何もしなかった報いだと悔いる。

ただ、絶望させて終わるのではなく、自分のことを気にかけてくれる人がいると
希望が見えるようになっているのが良かった。


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[ 2014/09/17 23:09 ] 本・マンガ | TB(0) | CM(0)

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