小説 貫井徳郎 『乱反射』


乱反射 (朝日文庫)乱反射 (朝日文庫)
(2011/11/04)
貫井徳郎

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自分だけならいいだろう、大して悪いことではない…
ちょっとしたモラルの低下が積み重なり、連鎖して
二歳の子供の命を奪う。

登場人物たちは悪人ではなく、読者と同じ
ただの一市民だ。
それだけに「お前は彼らを糾弾できるか」と
鏡を突きつけられるようだった。
投げた石はいつか自分に返ってくる、子供の死を
最も悲しむ人のように。


どれほどの不幸が降りかかっても、世界は
続いて行くという残酷さは『沈黙の町で』と同様の
やるせない読後感を残す。


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[ 2014/10/26 22:42 ] 本・マンガ | TB(0) | CM(0)

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