本 B・ジャック・コープランド著、服部桂訳 『チューリング』


チューリングチューリング
(2013/12/05)
B・ジャック・コープランド

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キーボードと画面を介し、二者のうちどちらが人工知能なのかを審判し、
コンピュータの知能を判定するチューリング・テスト。これを考案したのが
英国の数学者アラン・チューリングだ。

彼はエニグマやタリーの暗号を解読して連合国軍の勝利に貢献し、
米国のフォン・ノイマンより先にコンピュータの概念をハードウェア優先の
ものからソフトウェア優先のものへと転換し、人間の脳を模倣させる
万能マシンにしようと発想を拡げた。

その業績は軍事機密を理由に闇に葬られ、アドバンテージを捨てた英国は
アメリカにコンピュータ競争で負けることになる。

暗号解読のために集められたチューリングを含む英国の精鋭頭脳集団が、
同僚の女性海軍士官からは「変わり者で気味が悪い」と評されているのが、
我々が望む数学者像を表していて面白かった。


巻末の訳者解説が非常に良くまとまっており、まずこちらを読んでから
本編に進んだ方が理解が早いかも。


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[ 2014/11/12 22:37 ] 本・マンガ | TB(0) | CM(0)

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