小説 奥田英朗 『ナオミとカナコ』


ナオミとカナコナオミとカナコ
(2014/11/11)
奥田 英朗

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奥田英朗にハズレ無し。

百貨店の外商部に勤務する直美は親友の加奈子が
夫からDVを受けていることを知る。
自身も母親が父親からDVを受けていたこともあり、
二人で協力して夫を「排除」することにした。

前半は如何にして二人が夫を「排除」したかを描き、
後半は二人の計画がほころびを見せていくのを描く。

読んでいても二人は監視カメラや影武者への警戒が
足らないと感じ、そして隠蔽工作は破綻していくのだけど
徐々に包囲網が狭まっていくのに息が詰まりそうになる。
なまじ束の間の休息が描かれるだけにそのコントラストは強い。

加奈子の急激な変化やトリックの都合で人物が配置されていることなど
気になる点もあるが、読み始めると止まらなくなる小説だった。
やはり何事にも周到な準備が大事。

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[ 2015/01/09 22:42 ] 本・マンガ | TB(0) | CM(0)

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