小説 カレル・チャペック著、栗栖継訳 『山椒魚戦争』




赤道直下の島で見つかった、知性ある山椒魚たち。
人間は従順な山椒魚たちをかつての黒人奴隷のように
労働力として世界各地に広げていく。

最初は使役させているつもりだった山椒魚がどんどん
数を増やし、遂には生物界の覇者となる。

人間が高度なテクノロジーを制御していると思っていたのに、
依存し過ぎてしまうあまり、そのテクノロジーなしでは立ち行かず
主従が逆転してしまうというのはどうしても原発を連想させる。
ロボットやドローン、人工知能は果たしてどうなるのやら。
現代にも通じる普遍的なテーマだ。


執筆された当時はナチス・ドイツが政権を取り、チェコスロヴァキアに
侵攻して全土を占領した、という当時の空気が反映されている。


スポンサーサイト
[ 2015/05/30 23:02 ] 本・マンガ | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://mukougishi.blog59.fc2.com/tb.php/3021-0801ed9f