本 長沼毅 『死なないやつら』




Amazon.co.jp 長沼毅 『死なないやつら』


71頁
ハロモナスは進化の系統上は端のほう、つまり、かなり進化した部類の生物です。
すると彼らのジェネラリストぶりは、進化の結果なのでしょう。私たち人間は、
人間こそがもっとも進化した「地球最強の生物」であると思い込んでいます。
しかし人間は環境の変化にもろく、気温がわずか数℃上がっただけでも不適合を起こし、
熱中症などで死亡することもあります。いわば人間は、生息可能な領域を
どんどん狭く、限定する方向に進化した生物であるともいえます。すると、生息可能域を
どんどん広げていく方向に進化したハロモナスは、人間とは「真逆の方向」に
進化した生物といえるでしょう。
(※ハロモナスとは広範囲好塩菌のこと。北極から南極まで生息している)

130頁
いま地球上に生き残っている生命のほとんどは「偶然の産物」といってもいいでしょう。

146頁
ところが、生態学と遺伝学を組み合わせた集団遺伝学の研究では、こうした状況は
「利他的に」ふるまう個体のほうが、子孫を残しやすいケースもあることがわかったのです。
そうしたことが起こるのは、たとえば「群れ」をつくって生活をしている動物の場合です。

147頁
そして実際に、動物には「利他的」な行動パターンが存在することがわかりました。
これにより、進化論は修正されることになったのです。ダーウィン進化論は個体間競争を
基本とするものでしたが、現代進化論では、遺伝子を最大限に残すためには
「利他」と「協調」が重要であると考えるわけです。


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[ 2016/03/28 22:58 ] 本・マンガ | TB(0) | CM(0)

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