小説 若竹七海 『さよならの手口』




Amazon.co.jp 若竹七海 『さよならの手口』


「20年前に失踪した娘を探して」
余命わずかな往年の名女優の依頼を受けた探偵。
次々と明らかになる、伏せておきたかった過去。

始まりである白骨死体から上質な短編となっており
この一冊に五冊分の短編や長編が詰め込まれていると
思えるほど濃密だった。

トリックの鮮やかさよりも苦い結末に惹かれる。
探偵という寄る辺ない立場ゆえに
警察や大家といった強いものに翻弄されてしまう。
それでも自分の矜恃を胸に立ち向かう。
これこそがハードボイルド。


主人公の慢心や油断から後悔を招くのが
やり切れない。


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[ 2016/08/10 22:58 ] 本・マンガ | TB(0) | CM(0)

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