本 矢野和男 『データの見えざる手』




Amazon.co.jp 矢野和男 『データの見えざる手』


加速度センサを腕に取り付けて生活し、何年もの間に渡って
活動量を計測し膨大なデータを収集する。

その結果判ったのは、人間の活動はエネルギー保存則などの
科学的法則に支配されており、その人の自由意思と選択に
委ねられてなどいないということ。

また個人の能力や性格に依るとされていた業務の生産性が
実は周囲の人達の身体的な活発度に影響されることも判明した。

幸福度は人と人の相互関係で高まるので、活気ある職場にする。
そのためには個人主義より身体的なコミュニケーションを重視する。
「顔をつきあわせてのやりとりなんて非効率、組織の一体感が大事なんて
前時代的(キリッ)」というこまっしゃくれた考えがエビデンスを持って否定される。

衝撃的だったのは、人間の専門家と人工知能で売上対決をした所、
人工知能が圧勝したこと。
人間より人工知能の方が正しい判断をする。

脳が行動を支配するのではなく、行動することに
脳が影響され幸福度が上がる。

これは人間にとってむしろ解放と言える。
これまで「私は何者か」という永遠の課題に「下手の考え休むに似たり」
「考えるだけ時間の無駄」という解答を示したのだから。

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[ 2016/09/21 23:08 ] 本・マンガ | TB(0) | CM(0)

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