本 斉藤道雄 『手話を生きる』




Amazon.co.jp 斉藤道雄 『手話を生きる』


手話が二種類あるなんて知らなかった。

手話は表現力の劣ったツールではなく、独特の表現力を持つ言語の一つとして捉える。
ろう者は手話という少数言語を使うマイノリティであると認識する。

ろうの子供に言葉の力、思考の力を身に着けさせるため
まず手話を母語としてきちんと教える。
学力があれば社会に出てもやっていけるからだ。

日本のろう教育は口話法が重視されており、
ろう児に日本語が発音出来るようにすることを
目的としていた。
これは耳が聞こえるマジョリティにろう者というマイノリティが
合わせることが最良と考えられてきたから。
しかしその考えが多くのろう者を不幸にしてきた。


マジョリティの聴者に合わせるのではなく、
マイノリティのろう者でも暮らしやすい社会にする。


33頁
たとえば私たちは足のない人に「歩け」とはいわないし、目の見えない人に
「見ろ」「見えるように努力しなさい」とはいわない。ところが耳の聞こえない人にだけは、
聞きなさい、聞こえないままではいけない、しゃべりなさいといってきたのである。
そういって、聴覚障害者という障害そのものを否定してきたのだった。


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[ 2017/03/15 22:56 ] 本・マンガ | TB(0) | CM(0)

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