本 ジョン・クラカワー著、菅野楽章訳 『ミズーラ 名門大学を揺るがしたレイプ事件と司法制度』




Amazon.co.jp ジョン・クラカワー著、菅野楽章訳 『ミズーラ 名門大学を揺るがしたレイプ事件と司法制度』


モンタナ大学のアメフト選手が起こしたレイプ事件を
関係者へのインタビューで明らかにする。

レイプ被害者は何度も苦しめられる。
犯行、捜査における証拠集めや供述、裁判での証言、
「お前が誘惑したんだろ」という世間の非難、
「自分に落ち度があったのでは」という自己非難など。

米国の司法制度の暗部、弁護士の悪辣ぶりが目に余る。
勝利至上主義がはびこっており、都合の悪い事実は無視、
勝利のためなら被害者への人格攻撃も厭わない。
陪審員を説得することが最重要であるため、客観的な証拠や
科学的知見よりも弁護士の話術が大きく影響を与える。

また、行政機関では上級職の権限が強く
上司が交代すると方針がガラリと変わって
これまでの捜査が水の泡になってしまうことがある。
あと一歩まで追い詰めたのに打ち切り、となれば
現場のやる気も削がれてしまう。


レイプ事件は本人だけでなく周りの人々も傷付ける。
そして男性だって犠牲者になっている。


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[ 2017/04/18 22:52 ] 本・マンガ | TB(0) | CM(0)

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